肩関節唇損傷|野球肩・投球時の肩の痛み
野球肩・投球障害
肩関節唇損傷|投げると肩の奥が痛む野球選手へ
「投げると肩の奥が痛い」
「引っかかるような感じがする」
「休むと良くなるのに、投げ始めるとまた痛む」
このような肩の症状では、肩関節唇損傷が関係していることがあります。
特に投球を繰り返す野球選手では、肩関節に大きな力がかかるため、関節唇に負担が加わることがあります。
ただし、肩の痛みがあるからといって、すべてが関節唇損傷とは限りません。 まずは肩の状態をきちんと確認することが大切です。
肩関節唇とは?
肩は、肩甲骨側の浅い受け皿に、上腕骨の丸い骨頭がはまり込んでいる関節です。
この受け皿の周囲にあるのが「関節唇」です。
関節唇は、浅い肩関節を安定させるために重要な役割をしています。
投球などで肩に繰り返し大きな力が加わることで、関節唇の一部が傷つくことがあります。

こんな症状はありませんか?
✓ 投球時に肩の奥が痛む
✓ 腕を後ろに引いた時に痛みが出る
✓ 全力で投げると肩が痛い
✓ 投げているうちに肩が重くなってくる
✓ 肩の中に引っかかりを感じる
✓ 投球時にクリック音や違和感がある
✓ ボールに力が伝わらない感じがする
✓ 休むと良くなるが、投球を再開するとまた痛む
SLAP損傷とは?
肩関節唇損傷の中で、野球選手によく知られているもののひとつがSLAP損傷です。
SLAP損傷は、肩関節唇の上側に起こる損傷で、上腕二頭筋の腱が付着する部分の近くに生じます。
投球動作では、腕を大きく後ろへしならせる動きや、ボールを加速させる動きが繰り返されます。
そのため投手だけでなく、強い送球を繰り返す野手にも起こることがあります。
画像で関節唇損傷がある=それが痛みの原因とは限りません
MRIなどで「関節唇に損傷があります」と言われると、 「もう投げられないのでは」と不安になる方もいると思います。
ただ、画像上で関節唇の変化が確認されても、症状がほとんどない選手もいます。
大切なのは、画像だけではなく、実際の症状や肩の機能と合わせて考えることです。
どの投球局面で痛むのか。
肩の可動域はどうか。
筋力は落ちていないか。
投球動作でどこに負担が集中しているのか。
こうしたことも含めて判断する必要があります。
肩だけを見ないことが大切です
投球は、肩だけで行う動作ではありません。
下半身から生まれた力を、股関節、体幹、胸まわり、肩甲骨、肩、肘、手へとつないでボールを投げています。
この連動がうまくいかないと、肩がその負担を受け続けることがあります。
整体院誠では、痛みのある肩だけではなく、
・肩関節の可動域
・肩甲骨の動き
・胸まわりの動き
・股関節や下半身の使い方
・身体が開くタイミング
・投球動作
などを確認しながら、なぜ肩に負担が集中しているのかを考えていきます。
「痛みがなくなった」だけで投球復帰を決めません
投球を休むことで、肩の痛みが軽くなることはあります。
しかし、日常生活で痛くないことと、全力で投げられる状態になったことは同じではありません。
大切なのは「痛くない」から「投げられる」までを段階的に戻すことです。
近い距離からの軽い投球、距離を伸ばしたキャッチボール、強度を上げた投球など、 肩の状態を確認しながら段階的に復帰していきます。
手術と言われたら?
関節唇損傷の状態や症状によっては、手術が検討されることもあります。
一方で、すべての関節唇損傷で手術が必要になるわけではありません。
まず保存的な治療やリハビリテーションを行い、肩の可動域や筋力、身体の使い方を整えながら経過を見る場合もあります。
手術をすすめられた場合や、長期間症状が改善しない場合は、肩を専門とする整形外科などで現在の状態や治療方法について十分に相談することをおすすめします。
このような症状は医療機関で確認してください
特に、
・肩に強い痛みが続いている
・夜中にも肩が痛む
・急に肩の力が入りにくくなった
・肩が外れそうな感覚がある
・投球できない状態が長く続いている
・休んでも症状を繰り返している
などの場合は、整形外科などで肩の状態を確認してください。
必要に応じてMRIなどの画像検査が行われることがあります。
整体院誠の考え方
野球人生を支える。
肩を痛めた選手が一番知りたいのは、 「関節唇が傷ついているかどうか」だけではないと思います。
「また投げられるのか」
「試合に戻れるのか」
「また同じ痛みを繰り返さないか」
そこが一番不安なのではないでしょうか。
目標は、肩の痛みを取ることだけではありません。
もう一度、思いきり投げられるところまで。
整体院誠では、医療機関で確認された肩の状態を尊重しながら、身体の使い方まで確認し、競技復帰・再発予防・パフォーマンスアップを目指します。
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